EV(電気自動車)が残す問題はバッテリーと価格だけだった

まあ1度乗っだけなので話半分に聞いてもらえればいいのですが、EVが普及するにはバッテリーの持ちと価格だけじゃん、ってことを体感したお話です。よく言われていることですが、身を持って感じたので書きます。

公称値の半分くらいしか走れなかった

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carecoのプラグインステラ

乗ったEVはSUZUKIのプラグインステラです。2010年の春先あたりで、カーシェアリングのcarecoで利用しました。

当時の記憶ですが、プラグインステラはメインストリームのEVの中ではバッテリー容量がかなり少ない車種でした。80%充電で公称の航続距離80kmです。他車種は倍の容量で160kmでした。

まあ、これが、80kmとか、無理!でした。

走行したのは都内の一般道です。それほど寒くない日で、道路の混雑は気になるほどではなく、首都高速も利用していました。それでも、40km走れるかな?という具合でした。エアコンはつけずにです。

夕方になって寒くなってきたので暖房をつけると、さらに状況は悪化します。この調子だと全体でも30kmしか走れないんじゃ、、、って具合にバッテリーが減っていきます。このEVはフロントパネルに残りの走行距離が表示されるのですが、「ノコリ 17(km)」とか表示されたりして、焦りました。

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ノコリ 17

渋谷〜神田を寄り道しながらの往復でしたが、帰れる自信が無くなったので途中で充電しましたよ。

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急速充電器を提供しているカーディーラーで充電(無料)

結果的には充電してなかったら電欠(ガス欠)してました。あぶなかったー。

バッテリー以外は良かった!

でも、バッテリーのもち以外については、なんの問題もありませんでした。むしろ良かったです。

地下駐車場から道路へ出る急な坂道では、素晴らしいトルク(底力的なもの)でぐいぐい登って行きました。高速道路へ侵入する際の加速でも、なんの不安もありませんでした。

そしてなんといっても静かで、無駄な振動がありません。バッテリー以外で不満に思うことはありませんでした。

あとブレーキを踏むとバッテリーが少し回復するのですが、回復しているかどうかがメーターに表示されるのは何となく楽しかったです。

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うまくブレーキを踏むと「CHARGE」にふれるメーター。

ってことはバッテリーだけ。あと、価格

当時の感想としてはもっと走れればなーってくらいだったのですが、今思い返してみると、「あれ?バッテリーしか問題ないじゃん?」って思いました。あと価格ですね。実感としては倍以上の価格感があります。

ってことは、バッテリーと価格さえクリアしちゃえば、すごい普及しそうだなあと思いました。走りも、一般的な車の中では良いほうですし、電費(燃費)もよいです。

まあ他にもバッテリーは寒さに弱くて寒冷地では向いてないとか問題はありますが、EVって、もうあとひといきなんじゃないかなー。

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