BTノイズキャンセリングイヤホンのQC30が控えめに言って最高だった

2016年の10月頃に Bose から発売されたBluetooth接続なノイズキャンセリングイヤホンの Quiet Control 30 を最近入手したのですが、期待値を大幅に超える最高さだったのでご紹介。

QC30

以前から Quiet Control 20i というBose 製のノイズキャンセリングイヤホンを使っていて性能には満足していたのですが、最近 20i の調子が悪く、QC30 に買い替えたところ、色々と最高でした。

尚、ここでいう「ノイズキャンセリング」は、自分の周囲から聞こえてくる騒音を打ち消してくれる機能のことです。流れてくる音そのものの音質向上ではありません。電車や飛行機、洗濯乾燥機や食洗機など継続的な騒音がある場面では特に威力を発揮します。

目次

スマホアプリからの接続先切り替えが最高

Bose Connect

Bluetoothイヤホンは今までにもいくつか使ったことがあるのですが、どれも微妙なユーザー体験だったので、正直なところ QC30 でも使い勝手に期待していなかったのですが、Bose Connect という QC30 をスマホから管理できるアプリの存在が最高でした。

QC30

多くのBluetoothイヤホンは接続先の切り替えがとにかく面倒なのですが、QC30 はペアリング先を8台まで設定でき、Bose Connect アプリからペアリング済みの機器との接続切断が行えます。同時接続できるのは2台までです。これがめちゃくちゃ快適で、この機能が無いBluetoothイヤホンはもはや買うべきじゃないと思わせるほどでした。

ちなみに切り替えのためにスマホと接続しておく必要があるので、同時接続先の1台は常時スマホな感じです。

最大8台のペアリングはかなり余裕があり、面白がって身の回りのBluetooth接続できる機器は全部接続してしまいました。

スマホアプリからの音量調整が最高

QC30

音量調整も Bose Connect からできるのですが、これも意外な便利さでした。音量調整なんてリモコン側でポチポチやればいいのでは?と思いがちですが、1、2段階の変更ならともかく、「一気に小音量にしたい」「一気に大音量にしたい」という場面は意外にも多く、スマホアプリなら音量スライダーから目的の音量に瞬時に設定できるので、今まで調整しなかった場面でも調整することが増えるくらいに快適です。

というか音量の調整頻度が増えたということは、以前は調整したい気持ちより操作の面倒さが上回っていて無意識に我慢してたんですねえ。

ネックバンド式が最高

QC30

ネックバンド式のワイヤレスイヤホンを使うのは初めてなのですが、いつでも気軽にイヤホンを外せることが最高でした。一時的に外すのであれば首にかけたままにできるので、どこかに置いたり収納したりしなくてもよいです。首周りに軽く固定されているので、よほどのことが無い限り外れることは無いでしょう。

QC30のネックバンドはそれなりの大きさと硬さと摩擦があり、ポケットに気軽に収納できないのが難点なように最初は思いましたが、ポケットに入れたままのBluetoothイヤホンを無くしたことも多く、もはやポケットに入れにくいことがユーザー体験を向上させているのでは、とさえ思ってしまいます。

自動電源オフが最高

Bose Connect

ノイキャンイヤホン全般での最大の不満のひとつに「電源オフにし忘れていつの間にかバッテリー切れ」というものがありました。QC30 には電源オフタイマー機能があり、電源を切り忘れても大丈夫です。自動オフまでの時間はアプリから「5分」「20分」「40分」「1時間」「3時間」「なし」に変更可能です。

ワイヤレスって最高

べつにQC30に限ったことではないですが、ワイヤレスって最高ですね。今までイヤホンのコードがいかに煩(わずら)わしいものだったのかを気付かせてくれました。コードがないので取り回しが不要なのはもちろんのこと、カナル型イヤホンで避けられないタッチノイズ(コードに触れたときにガサガサッと音が響く現象)からも開放されたことも想定外の快適さでした。

ただ、コード式は接続先が明確で切り替えも挿し換えで行うのでわかりやすさという面でワイヤレスに比べて一日の長がありました。が、Bose Connect アプリが接続先を明確に示し、切り替えも行えるので、接続のわかりやすさにおいては QC30 で同等レベルに達したと感じました。

ノイズキャンセリングの度合い調整が最高かはわからない

「Quiet Control」の名のごとく、QC30はノイズキャンセリングの度合いを12段階で調整することができます。この調整はスマホアプリから音量変更と同じようにタッチスライドでスムーズに切り替えられますし、リモコン側のスイッチからでも調整できます。

今までに使ったノイズキャンセリングヘッドホンでもノイズキャンセリング効果のON/OFFはできましたが、細かく調整できるノイズキャンセリングイヤホンを使ったのはこれが初めてでした。ただ正直な所、ON/OFFは必要でも中間の度合いを使う場合はありそうだなと理屈ではわかっていても、調整度合いが最適かどうかが不安でいっそOFFにしてしまえ、となってしまう気がするので、これがよいものなのかはわかりませんでした。

ノイキャンイヤホンなのに電話でも快適なのが最高

QC20iで電話をしたときに、ノイキャンイヤホンだからか「自分の声が自分の耳にあまり届かない」感じで、通話にかなり違和感がありました。ノイキャンヘッドホン特有の問題だからQC30でもまあ仕方ないかなーと思っていたのですが、QC30で通話に入ると自動でヘッドセットモード?に移行して、自分の声がイヤホンから返ってくるので、この違和感が払拭されていました。ここの体験向上は全く期待していなかったので驚きました。

ただのイヤホンだとこういうモード変更はできないと思うので、BTイヤホンだからモード変更を自動で認識して出来る芸当なのかなーと思います。

公式サイトで購入すれば使用後でも30日間返品可能なのが最高 

Bose 製品の全てに言えることですが、Bose 公式サイトから購入すると使用後であっても付属品が全て揃っていれば30日間は返品が可能です(ショッピングガイド - Bose より)。返品時の送料も Bose が負担します。Amazon等で購入した場合はこの返品ポリシーは適用されないので、注意が必要です。Bose 公式ストアなんて滅多に使わないので各種情報の入力が面倒ですが、価格の高さ、慣れないBluetoothイヤホン、ノイズキャンセリング力の実力などは体験しないとわからないので、不安な方は公式ストアでの購入をお勧めします。

返品するつもりは無いよーという方は以下のAmazonアフィリエイトリンクからぜひどうぞ。(Amazonは未開封であれば30日以内は全額返金、開封済みなら30日以内は半額返金です)

Apple の AirPods も良さそう

余談ですが、Apple製のワイヤレスイヤホンである AirPods も同じ操作感を有している気がします。ノイズキャンセリングが不要でApple製品との接続が多いのであれば、AirPods も良いものなのだろうなーと思いました。まだ実際に触れたことも見たことも無いので想像ですけどね。

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