SwitchBotロックをSiriショートカットで「解錠」はできない

SwitchBotロックのSiriショートカットでの操作にまつわる話です。

目次

Siriショートカットで解錠はできない

SwitchBotロックを購入したiPhoneユーザーの少なくない割合の方が期待していたと思われるSiriショートカットでの解錠操作ですが、サポートに問い合わせたところ「あえて解錠はできないようにしている」といった趣旨の回答を頂きました。

SiriショートカットのNFCアクション経由でiPhoneをNFCタグにタッチしてドアを開けてみたかったのですが、これは叶いませんでした。最も期待していた機能だったので非常に残念です。

サポート問い合わせの結果

Q. SwitchボットロックをSiriショートカットから「解錠」するにはどうしたらいいですか?

A. お客様のプライバシーと安全を保護のため、Siriショートカットで「解錠」できません。「施錠」しかできません。

回答の日付は2022年1月21日です。サポートの文言が少なくて文意が読み取りづらいですが、おそらく言いたいのは「SiriショートカットはiOSがロック状態でも起動できる(ようにできる)ことから、iPhoneさえあれば自宅が開けられてしまう。また、Siriからの音声起動でも解錠できてしまうなどのリスクがあるため、あえてSiriショートカットでの解錠をつけなかった」のだと思います。

アプリ側のNFC機能でもワンタッチ解錠は叶わない

また、Siriショートカットを使わずにSwitchBotアプリ単体で専用のNFCタグに反応する機能があり、こちらは施錠も解錠も設定項目があります。解錠側にNFCタグを登録して使ってみたところ、タグにタッチすると画面に通知が表示され、そこからアプリを開くとちょっと間を置いてロック解錠が行われました。

通知をタッチしてアプリを開くにはiPhoneのロックを解除する(もしくは、しておく)必要があります。

手順としては「iPhoneのロックを解除」し「NFCタグにタッチ」(ここは順番が逆でも可)し「出てきた通知をタップ」そして待機、という感じです。

これなら自分でアプリを開いたほうがよいです。なぜならNFCタグを使っていても画面をタップできる状態までiPhoneを操作しているので、画面タッチとNFCタグタッチを組み合わせるより、画面タッチだけで完結したほうがシンプルです。

施錠側を解錠位置に校正することでSiriショートカットで解錠することはできる(ただしおすすめはしない)

まったくおすすめしませんが、Siriショートカットで「施錠」ができることを利用し、ロックの校正時に解錠と施錠を逆に設定することで「Siriショートカットで解錠(SwitchBotロックとしては施錠)」が可能になります。サムターンロックの回転位置や回転方向に制限はありません。

ただしこの設定をしてしまうと、施錠に関わるあらゆるオプションが使用できなくなります。アプリ画面でのロックの表示も常に「解錠」となります。

特に痛いのがオートロック(自動施錠)設定で、スマートロックでオートロック機能を使っている人はこれの便利さは実感していると思います。オートロックは施錠側にしか行えないため、施錠と解錠を逆にすると、これが使えなくなります。

僕の住んでいる家のドアにはたまたまオートロック機能がついていたので、スマートロックでオートロックをしなくてもよく、この問題は回避できました。解錠アラート通知などはオフにできますし、別に無くても不便になったりはしないのですが、通常、スマートロックでのオートロック機能が使えないことはかなりのトレードオフとなります。

Siriショートカットへの対応を希望します

セキュリティは利便性とのトレードオフですが、せっかくのSiriショートカットに対応しているスマートロックなので、免責の警告を表示したりして完全にユーザー責任として解錠のワンタッチ化をやらせてほしいです。

SwitchBotロックでのSiriショートカット解錠への対応を希望します。

追記:2022.3.11 Siriショートカットに対応予定かもしれない

サポートに問い合わせせて返信があった方のツイートにて、Siriに対応予定と回答があったとのこと。

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