貯金箱は「単なるの箱」のほうがよく貯まるかもしれない

友達から聞いた話です。財布の中の小銭がじゃまなので、貯金箱を用意してポイポイいれてたらいつのまにかけっこうな金額になっていたとのことでした。これだけなら「ふーん、よかったね」という話ですが、これに加えて面白い気づきを教えてくれました。

「いわゆる貯金箱の形だったらここまで貯まらなかった」というのです。使った箱は「単なる箱」。貯まった小銭取り出す障害は何もありません。ただの箱です。

ではなぜいわゆる貯金箱だとだめだというのか。そのわけは「いわゆる貯金箱だと小銭を入れる作業がめんどくさくて入れる気にならない」とのこと。ただの箱だったおかげで気軽にポイポイと放り込むことができたために、貯めることができた(というかいつのまにか貯まっていた)んだそうです。確かに普通の貯金箱の口は小銭を1枚づつ入れる必要があるので面倒くさいです。

「ただの箱だと取り出しちゃうじゃん!」と思うかもしれませんが、いい大人であれば小銭をジャラジャラさせて買い物なんてしません。取り出せない貯金箱を使うのは子供用か、本気で貯めたいと思う人だけでよい気がします。

『元の機能を損なってでも心理的障壁を減らす』ことで何か新しいものが出来るかもしれませんね。

コメント / トラックバック

コメントは受け付けていません。