テスラモデル3ロングレンジに乗り換えたらアプデが楽しみになった

2021年の秋口にテスラモデル3ロングレンジ(2021年、香港工場生産タイプ)を買いました。買った決め手は車両コンピューターのソフトウェアと、車室まわりのボタンの無さ!でした。

月イチでアップデートがくるのが嬉しい

テスラのコントロールパネルを代表とするソフトウェアはOTA(On The Air)でアップデートされます。それも月イチという、車としてはかなり高い頻度で行われます。これがかなり楽しみ。ふつーに機能が増えるし、UIもガラっと変わるほどです。

車ってこれまでは買ったときが最も新しくて、じょじょに古くなっていくものだったと思うのですが、新しいもの好きにとってはこのアップデートは嬉しい。買ったあとも新しくなる部分があると、古くなっていくよりもわくわく感が勝ります。

ボタンがほとんど無くてスッキリしている

有名ですがテスラの車内のボタンの数は従来車と比べてかなり少ないです。

聞いた話なのですが、従来の高級車って、いろんな形のボタンが沢山あればあるほど高級とされるらしいです。あとボタンは新規に作るのはかなりコストがかかるみたいですね。

これまで乗ってたリーフ(ZE1)も結構ボタンが多いほうだったと思うのですが、モデル3に試乗したときに思ったことを隠さずに例えるなら、テスラの車室はスマホっぽく、リーフの車室はガラケーっぽいな、でした。単純にスマホにはボタンがなく、ガラケーはボタン類の塊だったので、そう思っちゃったんだから仕方ないところです。

僕は新しくて面白い車に乗りたいわけで、いろんな形のボタンにお金は払いたくないので、このボタンの無さは「他の部分にコストをかけていそう」「スッキリしてて好み」でした。

オートステアリングは最高

現在日本で販売されているモデル3の自動運転(オートパイロット)はレベル2相当で、基本的に同一車線の自動運転(オートステアリング)のみです。前の車との車間距離を保ち、直進だけするものですね。ハンドルに手をかけておく必要もあります。これはリーフのプロパイロット(初代)でも実現されていてじつに便利に使っていましたが、モデル3は4年差だけあって、車線の認識速度がめちゃくちゃ早く、自動車専用道では車線を見失うことはほぼゼロです。

リーフのプロパイロットでは自動運転を有効にしてから数秒以上かかっていたし、車線がはっきりしているのに認識が外れたりと、ちょっと頼りない感じでした。

また渋滞時の動作では完全停止してもまず解除されることはなく、渋滞中の快適度もかなり上がりました。プロパイロットは5秒くらいでアクセルが解除されてボタンを押さないと再開しないのでひどい渋滞時は面倒でした。

なおレベル3以上の完全自動運転は海外ではベータ版が配信されています。交差点の車線変更からの右左折や、車線の無い住宅街の路地をそれなりに走行していたりと、かなりよくできてます。早く日本でも配信してほしいです。これが現在保有している車で適用されるという期待が持てるのがアップデート前提のよいところですね。

以下の動画が日本語にちゃんと翻訳された字幕つきでおすすめです。字幕はYouTubeの機能でついているので、字幕設定をオンにしましょう。2012年12月2アップの動画で、ソフトウェアバージョンは10.5時点のものです。

大型バッテリーは正義

リーフの航続距離は充電100%パネル表示で280Kmほどでした。対してモデル3ロングレンジは550Kmほど。倍近いですね。地元の石川県(片道500Km)にリーフで何度か行きましたが、途中充電を4回行いました。モデル3の場合はなんとゼロ回。当時は石川県にテスラ専用の充電設備であるスーパーチャージャーが無いので到着後に何度も充電はしてはいますが、途中充電無しで行けたのは嬉しかったですね。

リーフでは直近の走行状況により航続距離表示がかなり揺れ動くため、上り坂が続くと不安になってしまい充電回数が増えがちだったかもしれません。モデル3のようにバッテリー容量に余裕があると多少航続距離が減っても最悪の事態は想定しなくていいので、余裕がありました。

遠出する予定があってもなくてもスタンダードレンジモデルよりロングレンジモデルをおすすめします。充電する手間も減ります。いいことづくめです。大きいは正義です。ただしお金はかかりますが。

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