実名コメントは本人へのフィードバックが強すぎる

実名コメントは本人へのフィードバックが強すぎて、コメントを見る側は、強いフィードバック(ポジショントーク)を意識して書かれたコメントのように見えてしまう。ということに、リアルグラフへの違和感 - naoyaのはてなダイアリーを読んではっとしました。

アイデンティティが現実世界のそれだから、いろんな意味で発言の評価が本人に結びつけられた場合のフィードバックが強すぎるんじゃないだろうか。書く側は、なんだか立派なことを言ってみたり思ってもないことを言ってみたりと格好つけるし、読む側からの印象としてはそれ全部がひどいポジショントークに見えてしまって気分が萎える。

(強調は引用者による)

ウェブサイト内に貼られたFacebookコメントプラグインを見ていると、特に肩書きの表示がすごい目につくんですよね。それこそ取締役とかCEOとか見えちゃうと、見るほうは「社長だからこういうコメントつけるのかなー」なんて思っちゃう。しかも、過去に自分がつけたコメントですら、そういったふうに見えちゃうことがある。

「どんな誰が書いたか」って情報は、けっこう重要だったり役にたったりもするんだけど、それがシンプルに有効な場面は、限定的なのかもしれない。記事そのものについた署名なら、いやらしさはない気がする。記事についたコメントとなると、いやらしさを感じることが多い。発言と言及の違いか。

やっぱり、思ったほどには、複雑なものは見通せないもんだ。

ということなのかなー。

コメント / トラックバック

コメントは受け付けていません。