ケータイのような小物を簡単に綺麗に撮影する方法と、とっておきの撮影マニュアル本

ケータイ会議4開始から2週間目に(参加できる人)全員で中間MTGがありました。

そこで「どうやったら綺麗にケータイ(自体)を撮影できるの?」という質問があったので、一番効果があってあまり知られていないと思われるTIPSをそこで話しました。

それは「ズームして撮る」こと。

ズームして撮ると歪みが軽減される

なぜズームするかというと、画面いっぱいにケータイ自体を撮影しようとするとき、ズームしないで撮ろうとするとかなり近づかなくてはなりません。接近してマクロ撮影すると、被写体であるケータイがかなり歪んで写ってしまいます。逆にズームすると、歪みが軽減されて被写体の形状を平面的にとらえることができます。

ズームなしとズームありで撮った写真を見比べれば、一目瞭然です。

まずはズーム無しで撮影しました。被写体はF-09A。ぐわーっと歪んでいます。良くいえば、ダイナミックに撮れているといえます。


ズーム無し。

次にズーム有りで撮影です。製図のようにキチッと写ります。


ズーム有り。

他にもピントや写りこみや明るさなどが変化しますが、今回最も重要な変化は歪みです。

必要なズーム性能は、光学ズームが3倍程度あれば十分に歪みを軽減できるでしょう。光学ズームが無かったりそれでも足りないと思うときはデジタルズームを使うか、遠くから撮影して切り取れば同じ効果を得ることができます。実はポイントはズームではなく、いかに遠くから撮影するかなのです。(ズームする場合は自然に被写体から離れるので、遠くから撮影しているのと同じことになる)

実際にズームせずに遠くから撮った写真を、切り取ってみました。

まずは元画像から。

次に、4000x3000の元画像から切り取った画像です。

ズームして撮ったときと同じように歪みが軽減されています。ただちょっとノイズが目立ってしまい、綺麗な写真とは言えなくなってしまいました。もうちょっと明るい状態で撮影したり、露出を調整すべきでしたね。なるべく高画素で撮影して縮小するのも手です。といったように、遠くから撮影する場合はもう一工夫する必要があるようです。まあ、普通のコンパクトデジカメには3倍ズームくらいついているのでほとんどの場合は無用でしょう。

とっておきの「標準デジカメ撮影講座」

ちなみにこのテクニックは何で知ったかというと、こちらのマニュアル本です。ブログで紹介するのは初めてなのですが、とっておきです。マジで。この本を読んだときは「これは広めたくない!(狭い心的な意味で)」と思ったものでした。

標準デジカメ撮影講座
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あまりにいい本なので人にプレゼントしちゃって今手元にありません。Amazonのレビューも絶賛状態ですね。これまでに何度か人に紹介しましたが、読んだ人の写真は「なんとなく撮っている」写真から、「ちゃんと考えられて撮られている」という感じの変化がみられました。もちろんちゃんと考えられて撮られている写真のほうが良かったのは言うまでもありません。

ズームのテクニック意外にも「邪魔な物をどかす」などの、カメラ操作以外の基本的なテクニックがとても新鮮でためになる本です。逆に「絞り」などの高度な概念についてはほぼ説明しないので、カメラ初心者にはかなり読みやすい本でした。

ケータイ会議4終了間際ということで参加者の方からはツッコミを受けそうな時期の投稿になりましたが、また次回がある...のかな?まあ、普段の撮影にも応用できますから、ぜひお役立てください。

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